クラッチバッグ

 
 本日のハンドメイド。クラッチバッグ。
 

 その名もずばり「クラッチバッグの本」(河出書房新社)に紹介されていたもの。なかなかおもしろい作りのもので、平たく置いた状態を見ても、どういうものなのかあまりよく分からないだろうと思う。


 持つとこんな感じ。上部の縁っぽくなっている部分が、中央を縫わないことによって持ち手を兼ねる。紺色の帆布生地が袋として全体にあり、その中央部にポケットとなるベージュの生地(持ち手部分と共布)を重ねる形。これは子どもの手提げ袋と一緒だ。今回は忘れずに「papapokke」ネームを付けた。
 これだけだとただの扁平な手提げ袋だが、内容物によっては折って使うこともでき、そうなるとクラッチバッグっぽくなる。


 このように。


 このように。
 クラッチバッグって、数年前から流行ってて、でもなんとなく輩っぽいというか、集金バッグっぽいし、男ならツーブロック、女だったら巻き髪の人が持つイメージがあり、自分とは縁のないジャンルのバッグだと捉えていたのだが、前記の本の表紙にもなっているこのデザインを見て、これならアリだなと思ったので作った。
 そうしたらけっこういい。しゃれとる。特に最近は自由人につき荷物が少ないため、財布とタブレットさえ持ってればそれでいい、みたいなちょっとした外出の時にぴったりだ。またこれが、本に紹介されていた寸法のまま作ったのに、財布とタブレットを横にして入れたらちょうどきれいにふたつに折れるサイズなのである。これはいい。これは気に入った。
 ちなみに、作ってみて自分でも思い、ファルマンもひと目見て言ったこととして、形状的にも色合い的にも、うちの母親がいかにも好きそうな気がする。このバッグはあの手の中年・熟年女性にだいぶ訴求するのではないかと思う。ただし本に載っていたものをそのまま作っただけなので、販売はできない。これは僕のものなので、そのうちもうひとつ作って送ってやろうかと思う。