オリジナル生地トートバッグ2

 
 商品の写真を撮るのって難しいなあと思っていて、どれほどがんばってライトとかを照らしても、壊れるほど愛しても、実際の商品の魅力の3分の1も伝わらず、純情な感情が空回りし、アイラブユーさえ言えないでいる気がしていて、「売れる写真の撮り方」みたいな本を借りて読んでみたりもしたのだけど、揃えなければならない機材が多かったり、段取りが多かったりで、いちいちそんなことしたくないなあと諦め、じゃあどうすればいいのかと考えた結果、天気のいい日に屋外で撮ればいいんじゃないかとひらめいた。
 というわけで、このたびオリジナル生地作品第2弾として、クチバシ柄のトートバッグをminneに出品したのだけど、それのトップ写真はこのようなものにした。


 いいじゃないか。人工的な空間で撮った写真より、よほどいい。また、minneに出品されている商品の写真の多くは、「売れる写真の撮り方」で指南されている通りの、白い布空間で撮られているものばかりなので、その中にこんな写真があると異彩を放って目を引きやすいのではないかという期待もある。
 とはいえ、家の中で写真が撮れれば済むものを、わざわざ完成したものを持って、このような誰もいない草むらまで行って撮影するなんて、そのほうがよほど面倒臭いのではないか、と思われるかもしれない。だとしたら安心してほしい。ここ、家から歩いて4分くらいの場所だから。誰もいない草むらまで4分。そこでいくらでも撮影ができる。
 はじめからこれでよかったのだ、と思った。思ったので、既に家で撮影したものを公開していた第1弾のヒットくんトートバッグも、これと同じような写真にトップ写真を変更した。
 だからたくさん売れればいいと思う。
 第1弾のヒットくんもよかったが、こちらのクチバシもクチバシでとてもいい。こんなちゃんと青い布製品、子どもの持ち物ならばまだしも、大人用のオシャレなものって、あんまりないと思う。すごく気に入った。7点作り、6点出品し、1点は自分用にした。
 そして、あまり作者がこんなことをいうのも何なのだけど、こうしてオリジナル生地のトートバッグを作っていて思ったのだが、僕自身が作り、僕自身が発送する製品って、のちの時代から見れば信じられないほどにレアで、将来的にとてつもない価値が発生するに違いないから、もういっそのこと投資目的で買っておくのもありなんじゃないかと思う。本来ならばそういう意図での購入に対しては毅然とした態度を取るべきなのかもしれないが、もう背に腹は代えられない。次の生地の購入資金が手に入るならなんでもいい。買ってほしい。