オリT17・18


 またTシャツを作る。いちど始めると、立て続けに作る。そういうものだろう。
 まずはこちら。


 まずはじめに断っておきたいのが、1行目の最後の単語、「earth」となるべきところを、どの段階で間違えたのか、「erath」としてしまったわけだが、これはこの写真を撮ったあとパソコン上で画像を編集していた際に気づき、修正済みである。シートを剝がすのにまあまあ難儀したが、無事に取り去り、新たにカットした「ar」を貼り付けた。ならば画像も新しく撮り直せという話なのだが、面倒なのでしない。
 英文の意味は、「地球のみんな・ほんの少しでいい・オラに元気を分けてくれ」。
 言うまでもなく、悟空が元気玉へのエネルギーの供与を求めるセリフである。そんな言葉を、常時Tシャツの文面で呼びかけるのって、おもしろいんじゃないかと思って作った。しかし通りすがりの外国人がこれを着ている僕を見て、バッと両手を上げてきたら、全速力で逃げる。
 次はこちら。

 こちらは、着る場面を想定して考案したデザイン。アフタースイミング。すなわち「泳いだあと」である。
 近所のプールの1年会員となり、目下労働後に泳ぐ日々で、泳いだあとには持参のお風呂セットをシャワー室に持ち込み、夜の入浴を済ませて帰るわけだが、これまではそのあとは適当な、これまでに作ったTシャツなどを着ていたのだが、このときにいっそ専用のTシャツがあったら小粋なのではないかと思い、作った。とてもシンプルなデザインだが、思った以上にかわいく、おしゃれに仕上がった。
 週末には娘たちを連れていくこともあり、先週末もまさにそうだったので、それに合わせて娘たちにもそれぞれのサイズで同じものを作った。


 3人で泳ぎに行ったあと、3人で同じデザインの、「泳いだあとTシャツ」を着て帰ったら、なんだかとても愉快な気持ちになったし、プールに行ったのは午前中だったので、そのあとは夜までこのTシャツを着ていて、午後の自分たちも「泳いだあと」の自分たちなのだと思うと、ウキウキ感が長く続いた。
 「~あとTシャツ」、けっこういいな。完成度が高いというか、お金の匂いが若干する気がする。プールなりサウナなりの、脱ぎ着を伴う行為における、たとえばプールなら水着、サウナならサウナハットといった、行為中に身に着けるものは商売になっているが、そのあとに着るものって、そう言えばまだあまり掘り起こされていない鉱脈なのではないだろうか。シリーズとして、「After sauna」「After bathing」などが展開できる。
 売れるかな。swimmingがやっぱり特にいいかな。minneで売ってみようかな。