ボックス型スイムウェアのブラッシュアップ記


 オリジナルスイムウェアの型を、いまだ模索し続けている。
 かなりの回数のブラッシュアップを重ね、もう決定版と言ってもいいのではないかと思われるNobitattleのボックス型スイムウェアだが、何十枚も作っていると、むずむずしはじめ、たとえばここをこうしてみたらどうだろう、という事柄が出てくるのだった。
 今回の議題は、サイド部分について。
 ボックス型というくらいだから、箱のような四角形になっているのが正しい。


 なるほどそうなっている。でもむずむずする。
 10分丈、7分丈、5分丈、世の中のボトムスにはいろいろな丈があって、それで言うとこのスイムウェアは、0分丈ではないけれど、1分丈よりは短い、さしずめ0.5分丈くらいかなあ、と思う。これ以上短くすると、少し生地が持ち上がっただけで尻たぶがはみ出してしまうので、それを避けるために最低限このくらいの丈は必要だ、ということでこうなっている。さらに詳しく言えば、これは型紙を変えたわけではなく、裾の折り返しを、途中までは2cmでステッチを掛けていたのを、あるときから1.5cmにしたので、それ以降0.5cm分、裾は長くなっている。なので細かく言うと、最近のモデルは0.75分丈だとも言える。
 尻たぶがはみ出すと恥ずかしいという感覚はいまだにあって、それは大事にしていきたいと思っているが、そこはクリアしつつ、サイド部分をもう少し細くすることは可能なのではないか、という思いが頭をもたげはじめ、最近はその試行をしながら製作をしていた。
 ちなみに現状のこのサイド部分というのが、13.5cmとなっている。サイド部分が、と言ったが、ボックス型なので、だいたい平行になっており、全体がそのくらいの丈ということになる。
 これをまず、3cm詰めてみた。フロントもバックも、中心部はそのままで、それぞれを縫い合わせるサイド部分だけが3cm短くなるよう、裁断した。それで仕立てた結果、効果のほどはどうだったかと言えば、思ったほど変化はなかった。13.5cmが10.5cmになるのだからずいぶんなもんだろうと思ったのに、意外な結果だった。
 そこで次に、5cm詰めを試してみた。サイドの長さは8.5cmとなる。
 それはこんな感じ。


 ここまでやると、だいぶやった感が出てくる。明らかに並行ではなく、意図的にサイド部分を持ち上げているな、というのが判る。
 この着用姿を眺めていて、悪い虫がまた騒ぎはじめる。のび助ショーツでもそうだった。型紙の修正、それも股間周りのこととなると、やけに好戦的というか、野心的というか、やれるところまでやってやんぜ、という血気盛んな別人格(あるいは主人格)がしゃしゃり出てくるのだった。
 かくして、ここよりさらに一段、生地を削ることにした。そのためには、中心部は基本的にそのままで、サイドだけぐわっと持ち上げる、その傾斜角に無理が出てきたので、線も正式に引き直す必要があった。
 かくして出来上がったのが以下のものである。以前に作製してYahoo!フリマで販売しているものと同じ生地で作ったので、比較にちょうどいいと思い、並べて表示する。
 
  

 こうして並べると、生地の面積がだいぶ小さくなったことが判る。
 

 サイド部分の丈は、とうとう7.5cm。半分とまではいかないが、それに近い。リピートの柄がいい比較になる。全形のマーガレットが、左のボックス型では縦に4つ収まっているのが、右の新型のほうではふたつしか入っていない。
 

 ところがバックショットとなると、見ての通り、これがあまり変わらない。ここに工夫がある。ここの丈を狭めると、尻たぶがはみ出てしまうので、尻の覆い加減は維持しつつ、短くしたサイド部分へと続く曲線を作り出した。
 ただし、それでは今後、Nobitattleのスイムウェアはこの型になるのかと言うと、実は決してそうではない。まだ改善の余地があるからだ。
 

 この角度からの比較が判りやすいが、これはもうボックス型ではぜんぜんない。ボックス型スイムウェアのサイド部分を短くするという改良を希求した結果、なんか別の種類のスイムウェアになってしまった。そしてそれは、いまいちまだ洗練されていないように思う。やっぱり特に後ろ側。この急なカーブに、たどたどしさがある。このあたりのことをもう少し試行錯誤して、納得いくものができたら、そのときは正式に差し替えていこうと思う。
 もしかすると、従来のオーソドックスなボックス型のほうがよかったと残念がる輩もいるかもしれない。それは申し訳ないと思う。でも進化は必然である。この流れを止めるわけにはいかないのだ。しかし安心してほしいのは、従来のボックス型スイムウェアは、柄の種類にして35以上、数量にして50以上、在庫があるということだ。それを心ゆくまで買えばええ。なんで買わんねん。ええ加減買えっちゅうねん。
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