Nobitattle アーリースプリングコレクション 2025


 年末年始にかけて製作し、1月下旬あたりに完成したスイムウェアを、一部はここで紹介したが、残りの分をまだ出していなかった。なぜかと言えば、そこからこれまでの約1ヶ月、大掛かりなパターンの修正にかかりきりだったからだ。
 そちらの作業は、ようやくゴールが見えてきたところである。たいへん喜ばしい。ただしここで問題がひとつ。まだ発表もしていない1月製作の新作スイムウェアは、生まれてすぐに、「旧式」ということになってしまうのだ。もちろん今後もこれまでの型のことを旧式などとは呼ばないけれど、しかし図式としてはどうしたってそういうことになる。でもこれは世の摂理だろうとも思う。記録は次の世代に破られるためにある。それまでの30枚をそれで作ってしまったのだからという理由でパターンをずっと変えないのは、創作としても商売としても不健全だろうと思う。
 だからこれはこれとして、堂々と発表したい。出来はもちろん最高だ。
 1枚目はこちら。


 新作の括りで出すけれど、実はこれなんかは、スイムウェアを作りはじめてだいぶはじめの頃に買った生地で、前回の正月コレクションの生地群とはまた別で、よく伸びるのだけど、わりと薄めである。柄は伝統文様である麻の葉で、これって線の連なる真ん中の部分が、ちょっと集中線的な効果になっている気がして、金玉肉袋のあたりにそこが持っていけるよう工夫した。注目すればいいと思う。
 続いて2枚目。


 これもかなり前に買っていた生地。よく伸び、そしてちょっと光沢がある。柄は見ての通り、ペンキをランダムに撒き散らしたようなもので、これも正月コレクションの6枚目と同じで、いかにもスイムウェアらしい、まるで普通のスイムウェアのコスプレみたいな感じだと思う。
 続いて3枚目。


 こちらは「アフリカンプリント」の括りで売っていた。緑っぽい色味の生地が欲しいなー、と思って選んだ。まあ葉っぱのデザインということだろう。実はこれもだいぶ前に買った生地だ。ここまでがへそくり分。
 続いて4枚目。ここからが去年末に新しく買った生地である。


 黒をベースにしたペンキ柄。いろんな色が入ってて愉しそうだなー、と思って選んだのだけど、なんか商品が到着して仕立ててみたら、思ってたほどの良さは正直言ってなかった。ファルマンに見せたところ、「無難だね」ということだったので、ビギナーにも選びやすい柄なのではないかな、と思う。
 続いて5枚目。
 

 一方でこちらはなかなか攻めた柄。赤と白のストライプ模様かと思いきや、その隙間からいたずら好きの黒猫が顔を出すという、なんかそんな趣向の柄である。猫や犬は好きな人が多いので、お店のデザインのラインナップにもそれらのイラスト柄が何点かあるのだが、僕自身はそれほど興味がないのでこれまで手が伸びずにいた。それを今回ようやく選んだ次第である。配置的に、ちんこのための中央部、その左右それぞれのパーツには、必ず猫の顔が来るように裁断した。穿いて、なんとなくもぞもぞした気持ちを味わうといい。
 続いて6枚目。


 これもけっこう攻めている。ハート柄というのも、ひとつのジャンルとしてあるのだけど、配色がガーリー過ぎたり、さらにはどうしても下着っぽい感じが出てしまいそうだったりで、これまで手が出せずにいた。そんなとき、デニム柄のページにおいて販売開始したこの柄は、ハートモチーフでありながら、荒々しさもあって、ギリギリセーフなのではないかと思い、注文した。悪くないと思う。
 続いて7枚目。


 迷彩柄。迷彩柄も、いろんなバリエーションが出ているが、その中でも最もザ・迷彩という感じのものをセレクトした。日常で迷彩柄を着ることについて、なんの主義主張もないけれど、純粋に趣味に合わないという理由で、これまでの人生で迷彩柄のものを保有したことはなかったように思う。そんな僕が、初めて身につけた迷彩柄が、ハンドメイドのローライズスイムウェア。兵隊さんは、泳ぐときどんな格好をするんだろう。とにかくあんまり布面積の小さな海パン一丁ということはないのではないかと思う。まあこのスイムウェアの下には、とてつもない火力のマシンガンが一丁仕込まれているのですけれども。
 続いて8枚目。ここでまたひとつ区切りがある。


 ひとつ前の記事、「ボックス型スイムウェアのブラッシュアップ記」で、この柄の画像はしれっと登場している。3cm詰めたけどあまり変わらなかったので6cmいってみた、というときに出した画像。販売用となったこちらは、3cmのほう。これまでのものに較べて、少しサイドが上がっている。しかしそこまでではない。柄は無邪気な感じで、なかなかいい。ファルマンからは「子ども部屋か」とツッコまれた。
 続いて9枚目。


 これもサイド部分のことでパターンを模索している。柄は「北欧」の販売ページにあったので、北欧柄なんだと思う。なるほど、北欧の人々はサウナや温水プールで、こんなスイムウェアを着ていそうだな、と思わなくもない。よく知らない。北欧の人々も、大抵は黒いやつしか着ないかもしれない。
 次が最後、10枚目。


 僕のテクニックだと、蛍光色はどうしても蛍光色として写せないのだけど、実際は蛍光の黄色である。黒地に、直径1cmほどの蛍光黄色のドットが等間隔に並んでいる。かつて一瞬だけあったZOZOスーツを連想させる感じで、だとすればこのドットの歪み具合によって、男性器の大きさが計測できるかもしれない。
 以上である。
 そして最後の3点に関しては、パターンの模索中というのに加え、もうひとつ付言する事柄があって、「連休の成果報告」の際に、水泳キャップを自作したということを書いたが、この3点ではスイムウェアと同時にキャップも作った。というより、それを見越して選んだ柄である。水泳キャップにしにくい柄というのもあるので、違和感がなさそうなものをセレクトしたのだ。その完成品がこちらである。


 本当はスイムウェアとキャップを同時に着けた、セットアップ姿をアップしたかったのだけど、ジョニファー・ロビンは首ちょんぱなので、仕方なくこういう形での公開となった。
 ちなみにこれらが完成したのは2月に入ってからなので、2月以降プールにありついていない僕は、セットアップ姿での水泳というものを実はまだいちどもしていない。これまでもなかなかだったが、それはもういよいよだろ、という気がしないでもないが、プール再開後は実践したいと思っている。
 ただしスイムウェアと水泳キャップのセットアップ方式での製作は、たぶんこれきりだろうと思う。なぜかと言えば、ふだん買っている生地、これは最低購入可能幅が50cmで、いつもそれで買っており、それでスイムウェアは3着作ることができるのだけど、水泳キャップを作ろうとすると、これがスイムウェア2着と、水泳キャップふたつになってしまうのだった。スイムウェアと水泳キャップのセットアップでの販売をいくらに設定するのかはまだきちんとは考えていないが、せいぜい2800~3000円くらいだろうと思う。自分用の1セットを取ってしまえば、あとはそれ1点しか出品できないということになる。スイムウェアだけならば、自分用以外に、販売用をふたつ作ることができる。スイムウェア単品の値段は、現在2480円だ。お前そんなこと言ったってどうせぜんぜん売れねえじゃねえか、という指摘は無視し、商売としてどちらが正しいかと言えば、同じ材料費で、3000円を1点より、2480円を2点出品したほうがいいに決まっている。なので、商売が成り立ちまへんわ、という理由により、水泳キャップはもう滅多なことでは作らないと思う。自分用としても、もともと持っていた既製のものに加え、この3つがあればそれでいい。
 今回のアーリースプリングコレクションに関する記述は以上なのだが、はじめに断り、さらには最後の3枚でその片鱗が窺えたように、パターンはこれ以降、新しいものになる。そうなる以上、いちおうの差別化というか、新パターンの価値向上という目論見からも、ここまでの出品物に関し、値下げを考えたいと思っている。なにしろちっとも売れない、という事情もある。
 具体的に言うと、「オータムコレクション2024」以前の、股間部分のパーツが楕円形になっているパターン、こちらは2000円とし、それ以降、股間部分が正円っぽくなっているパターン、これを2300円、そしてこのたび完成へと至りそうな新パターンで発表していく製品を、2500円ということで考えている。新パターン商品の販売はまだ先になりそうだが、とりあえず既出の商品の値下げは早晩行なう。買えばいい。
 販売ページのリンクを貼っておく。きっとここから4クリックくらいで買えると思う。そのくらいの労力を惜しむんじゃないよ。